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コラム
付帯部

ご存知ですか?家の各部名称と役割

2021.07.26
普段何気なく目にしているご自宅の外観ですが、それぞれの部位に名称があることをご存じでしょうか?
屋根や外壁など、よく耳にするものから、なかなか聞き馴染みのないものなど、その種類は様々です。
各部位についての知識があると、重大な劣化を見逃すことを防ぐことにつながります。
また、名称を知らない場合、業者の見積書に書かれている施工内容を把握することが難しいこともあるかもしれません。
そのため、名称と役割については知っておくとより良い外装リフォームにも繋がるでしょう。
そこで、今回は家の各部の名称と役割について図とともにご紹介させていただきます。
わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

こんな部位にも名前が?!意外と知らない付帯部の名称

屋根や外壁以外の建物に付属されている部位のことを、まとめて付帯部といいます。
付帯部には様々な名称がありますが、その多くは聞きなれないものが多いでしょう。
ここでは、そんな付帯部の名称と役割をご紹介させて頂きます。


◆軒天

建物の上部を覆っている屋根ですが、外壁の外側まで伸びている箇所を軒と呼びます。
この軒の裏側が、軒天です。
軒天は屋根の裏側だけではなくバルコニーの裏側など、他の箇所でも使われることもあります。
雨風や日光の影響を受けやすいため、定期的なメンテナンスが欠かせない箇所です。

役割:建物外壁は、雨風や日差しによって劣化が進んでしまうものです。
軒天は建物を覆う傘のような役割を持つため、こうした劣化を防いでくれます。
また、中には穴が開いている軒天もあり、穴から屋根裏に溜まった湿気を排出させて、内部の結露を予防する働きもあるのです。

◆庇

玄関や窓などの開口部の上に突き出すように設置された小さな屋根のことを庇といいます。
庇にも種類があり、柱で庇を支えているものを土庇、大型建築物などで広範囲に設置されている庇は大庇と呼ばれています。

役割:突然の雨の時に、窓を開けっぱなしにしていて部屋が濡れてしまった経験はありませんか?
庇は、こうした時に窓から雨が侵入するのを防ぐ役割があります。
また、玄関扉に設置された庇は、出入りの際に雨を防いでくれるのです。
さらに、雨だけではなく日光を遮断する効果もあります。
夏場の暑い直射日光を防ぎ、室内温度の上昇や紫外線による日焼けを防いでくれるものです。

◆鼻隠し

雨樋が設置される側にある、軒先の先端に取り付けられた板が鼻隠しです。
一昔前であればモルタル製のものが多かったのですが、現在では木製やガルバリウム鋼板、窯業系などがあります。

役割:垂木を繋ぐ役割のある鼻隠しには、屋根の強度を上げる効果があります。
また、雨樋を設置するには鼻隠しの存在は欠かせません!
さらに、垂木などの屋根の部材がむき出しのままでは見た目が悪くなってしまいます。
鼻隠しを取り付けることによって、住宅の見栄えを整える効果もあるのです。

◆破風板

雨樋が設置される側にある鼻隠しとは異なり、雨樋を設置しない屋根の先端部に取り付けられるものが破風板です。
破風板は建物の顔とされることもあるため、建築の際には重要視される場所でもあります。

役割:屋根は下からの雨風に対して弱いといった特徴があります。
破風板はその弱点を補い、雨風が屋根裏へ侵入することを防ぐ役割があります。
また、破風板に使用される部材は耐火性のあるものです。
なぜなら、火事の際に下から上に向かって進む火を、耐火性のある破風板で防ぐ働きをするためです。

◆雨樋

雨樋は、建物の端や軒先などに取り付けられている部位です。
筒状のものや半円状のもの、角型のものなど様々な種類があります。
また、現在では組み立てやすく価格が比較的安い塩ビ製のものが多く使われていますが、ガルバリウム鋼板やステンレスなど、金属の雨樋を使用している方もいます。

役割:雨樋には、雨が降った際に、その雨水を集約して排水する役割があります。
雨樋がなければ、降った雨がそのまま外壁を伝ってしまうため、様々な箇所で雨漏りが発生してしまうでしょう。

◆雨戸

窓の外側に取り付けられた板状の部材です。
意外に思うかもしれませんが、実は雨戸も付帯部の1つなのです。
引き戸や折れ戸、シャッターなど、様々な種類があります。

役割:雨戸には、強風によって飛ばされた石や木などから窓を守る役割があります。
また、窓からの人の侵入を防ぐ防犯効果もあるのです。

◆笠木

ベランダや階段の手すり上部に取り付けられている仕上げ材のことを笠木といいます。
笠木は木製や金属製、モルタル製のものなど、設置する場所や環境にあわせて素材が変わります。

役割:笠木には雨だれを予防して劣化を防ぐ効果があります。
ベランダなどに笠木が設置されていないと、雨だれによる汚れ、コケやカビの発生など様々な問題が生じてしまうでしょう。
わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

家の様々な箇所で起こる劣化の症状

付帯部分は年数が経過すれば劣化が進み、様々な症状が発生してしまいます!
ここでは、そんな劣化の症状をご紹介させて頂きます。

◆軒天

湿気により軒天にカビや藻が発生し、黒ずんだ汚れになることが劣化サインです。
これらの症状は耐水性が低下している証拠であるため、放置していると剥がれや破損など様々なトラブルの原因になりかねません。


◆庇

雨によって劣化した庇は、コケの繁殖やひび割れなどが発生します。
また、劣化が進むと損傷がさらにひどくなり、木材がボロボロになってしまうこともあります。
劣化サインを発見した場合、早急な修繕が必要です。


◆鼻隠し

劣化した鼻隠しは塗装のひび割れや木材の腐食といった症状が発生します。
この状態を放置すると雨漏りの原因になりかねないため、要注意です。


◆破風板

破風板も鼻隠しと同様に、塗装のひび割れなどの劣化サインが見られることがあります。
あまり気が付きにくい場所であるため、定期的に目視での確認や専門業者による調査をすることをオススメします。


◆雨樋

雨樋は、塗装の剥がれや雨樋本体の割れといった症状が劣化のサインです。
また、汚れが溜まってしまうと内部で詰まりが発生してしまうこともあります。


◆雨戸

雨戸を手で触った際に、白い粉がつくと劣化している証拠です。
これはチョーキング現象と呼ばれるもので、塗装の劣化が進んでいることが原因で発生するものです。
放置していると徐々に劣化が進み、錆が発生してしまうこともあるでしょう。


◆笠木

笠木が剥がれたり外れたりなど、明らかな不具合が発生することがあります。
笠木の劣化が進むと、バルコニーやベランダ内部に雨水が侵入してしまいます。
そうなった場合、雨漏りの原因になるだけではなく、建物を腐食させて寿命を縮めてしまいかねません。

わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

劣化した家の様々な箇所のリフォーム方法

付帯部分の劣化サインについて、ご紹介させて頂きました。
劣化サインを見逃してしまうと、さらに劣化が進んでしまうだけではなく、建物本体の寿命が低下する原因になりかねません。
そのため、リフォームを行う場合は、まず塗装工事を検討しましょう。
塗装を行うことによって、防水機能が正常に機能するため、付帯部の劣化を防いでくれます。
ただし、すでに割れや剥がれなどの劣化が進んでしまった場合は、その箇所を交換しましょう。
また、軒天などは既存のものを全て撤去して張り替える方法の他、新しい軒天を重ねて設置する重ね張りなどの施工内容を、選択することができます。
劣化した箇所をリフォームする際は、付帯部分の状況によって、どのような施工が適切かを判断することが大切です。

 
わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

まとめ

今回は、建物の様々な部位について、ご紹介させて頂きました。
こうした付帯部は、普段あまり意識しない場所ですが、劣化が進むと大きなトラブルの原因になる重要な箇所です。
そのため、大切なご自宅を守るためには、定期的なメンテナンスが必要不可欠といえるでしょう。
定期的に専門業者へ依頼することで、適切なメンテナンスを心がけましょう。
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